[ v1.1Review ]
iPhoneの内蔵マイクを使用したレビューとなります。
metronome機能、punch in/out設定が追加され、v1.1で普通に重ね取りができるようになりました。
左上の部分をタッチすることで設定パネルがズームアップし、BPM調整(拍子、テンポ)が設定できるようになり、再生、録音時のそれぞれで音の有無やTime Code表示系の選択ができます。
MenuからPunchを選択すると、Punch INとOUTの赤いローケーターが表示されるので範囲を指定します。録音時には指定範囲だけ自動的に録音されます。当然、ヘッドフォンでモニターしながらできます。
ただ、残念なことに編集機能(部分的な切り取り、コピー、ペースト)まだ実装されていないことです。
それと内蔵マイクというハードの構造的な問題と思うのですが、録音トラックを指定した状態でMenuのInput MonitorとSpeaker Outを有効にしているとハウリングが起きます。通常はこのような使用はしないと思うので大きな問題ではないのですね。
ズームアップされた各種操作パネルは放置しておくとしばらく表示されていますが、元のスイッチ類をタッチするだけで直ぐにズームアウトし、軽快に操作できるし、ストレス無くパラメータ調整ができる点は良く考えられていると思います。また、文字もみ易く、色使いも目に優しく配慮されていると思います。
WiFiでのPCとのデータ転送はiPhone側の指定トラックをPCに取り込め、iPhoneの指定トラックにPCからデータを流し込めます。現状ではiPhoneで録音、PCへ転送、PCで編集、iPhoneに再び転送し 16チャネルからMIXDOWNという形か、もしくはiPhoneを簡易16トラックのフロントエンド録音機材として利用し、最終的にはPC側のDAWで仕上げるという使い方になると思います。
個人的には、iPhone内部で完結できることを望みます。
2010年Q1にバージョンアップが予定されているようなので、次回の進化が楽しみです。
Forumでいろいろ状況が確認できるので参考にされると良いと思います。
全てStereo で16トラックということは、最大32チャネルを扱えるってことのようです。
brownie_! about MultiTrack DAW